ひねくれてるから世の中生きづらい

名もなきただの大学生が興味のあること(主に社会ネタ)を興味の赴くままに分析したり書いたりしているブログ

金持ちからいっぱい税を取れ!とか言う前にさ

「お金持ち」と一言で言っても、フローリッチとストックリッチの2パターンがあって、違いを明確にして使い分けなきゃいけないよねっていうお話。

 

まず、フローリッチについてですが、これはフロー、つまり入ってくるお金=所得が高い人のことですね。エリートサラリーマンとして高い給料を得ている人であったり、あるいは高い収益率を上げている投資家などがこれにあたりますね。

そして、ストックリッチの方は、ストックすなわち資産が多い人のこと。先祖代々多くの資産を受け継いでいる人とかはストックリッチということになります。

 

なんでこんなことを書いたのかというと、今の日本の税制や政策等が、基本的には所得の高いフローリッチを強者、所得の低いフロープアを弱者とみなしていて、それが大きな問題点だと考えているからです。

例えば累進課税子ども手当等の所得制限。所得が高い人=負担能力の高い強者とみなしているが故の制度なのですが、所得が高い=負担能力が高い、と決めつけるのは危険な考えだと思います。だって、所得が高くても、親の借金を背負わされている人とか、いるかもしれないじゃないですか。多くの場合では、所得が高い人が資産も多いという図式が成立するとは思いますが、それを前提としてしまうのはどうかと、思うわけですよ。

 

税制については思うところがあるので、また今度記事にしようかと考えていますが、一言で「金持ち」と言っても

 ・所得が高い=フローリッチ

 ・資産が多い=ストックリッチ

の2つのパターンがあって、所得が高いのと自由に使えるお金がいっぱいあることはイコールではないよ、というのは、考えてみれば当たり前ですが、もっと多くの人に意識してもらいたいなと思っています。